「レザークラフト、
どこで作業したらいいんやろ」
始めたころ、そんなことを考えながら、
ダイニングテーブルに
道具を広げていた。
道具が少ないうちは問題なかった。
でも、少しずつ揃えていくうちに、
準備と片付けが
じわじわとしんどくなってきた。
この記事では、
ダイニングテーブルから始めて、
自分の部屋に専用の作業スペースを
作るまでの話を書く。
音の問題、道具の収納、
環境にお金をかけることへの迷い。
それぞれどう変えていったかも含めて。
最初はダイニングテーブルで始めた
道具が少ないうちは問題なかった
レザークラフトを始めたばかりのころ、
専用の作業台なんて用意していなかった。
道具はカッターマット、革包丁、
菱目打ちに木槌くらい。
それをまとめてダイニングテーブルに
広げて作業していた。
最初はそれで十分やった。
作業が終われば片付けて、
テーブルを食卓として使う。
特に不便は感じていなかった。
道具が増えてきたら一変した
問題が出てきたのは、
道具が増えてきてから。
数ヶ月で、縫い針・縫い糸・トコノール・
コバ仕上げ剤・ポンチ類と、
どんどん荷物が増えていった。
毎回それを一式持ってきて、広げて、
作業して、また片付ける。
この繰り返しが、
じわじわとストレスになってきた。
「やろうかな」と思っても、
準備を想像するだけで
少し気が重くなる。
趣味なのに、始める前から
疲れているような感覚があった。
家族から「うるさい」と言われた
菱目打ちの音は意外と響く
ダイニングテーブルで
もう一つ困ったのが、音の問題やった。
菱目打ちで縫い穴を開けるとき、
木槌でカンカンと叩く。
自分では気にならなかったけど、
家族から「うるさい」と言われた。
うちは一戸建てやけど、
ダイニングは家族みんなが使う場所。
音が響きやすい。
音の問題が、作業できる時間を狭めた
家族がいる時間帯は音が出せない。
昼間は仕事がある。
気兼ねなく作業できる時間が、
どんどん限られてきた。
「今やってもいいかな」と
毎回考えるようになって、
作業に集中できなくなった。
趣味が義務みたいになってきていた。
専用の作業スペースを作ることにした
自分の部屋に机を置いた
「作業場所を変えよう」と決めたのは、
ある夜に「今日もできなかった」と
感じてからやった。
自分の部屋に
専用の作業机を置くことにした。
家族のいるリビングから離れて、
音を気にせず好きなときに
作業できる場所をつくる。
それだけのことやったけど、
これが思った以上に
大きな変化をもたらした。
机に引き出しをつけて、道具をそのままに
机を置くだけやなくて、
引き出しを追加して、
道具をそこに収めるようにした。
ペン立てに工具を立てて机の上に置き、
引き出しには材料や小物を入れる。
作業が終わっても
全部片付けなくていい。
次に使うときは、
引き出しを開けるだけで始められる。
「片付けなくていい」という状態が、
想像以上に大きかった。
準備のハードルが下がると、少しの時間でも始められる
専用スペースができてから、
作業の頻度が変わった。
以前は「ある程度まとまった時間がないと
準備が面倒」という感覚があった。
今は30分の隙間時間でも
自然と手が動く。
やる気があるときだけ趣味ができる、
というのは実は続かない。
やる気に関係なく始められる環境が、
趣味を長続きさせるんやと気づいた。
音の問題はハンドプレス機で解決した
思いきって買って正解だった
作業机は準備できた。
でも音の問題はまだ残っていた。
そこで思い切って
ハンドプレス機を買った。
菱目打ちの穴開けを
ハンマーで叩かずに、
レバーを押すだけでできる道具。
音がほぼ出なくなった。
家族がいる夜でも
気兼ねなく作業できるようになった。
この一台で、作業できる時間帯が
一気に広がった。
力もいらなくなって、仕上がりが変わった
ハンドプレス機のもう一つの効果は、
力が要らなくなったことやった。
木槌で叩く作業は、
慣れるまで力加減が難しかった。
深く入りすぎたり、
うまく開かなかったりすることも多かった。
レバーを押すだけになってから
穴の深さが安定して、
縫い目の仕上がりも変わってきた。
音の問題を解決するつもりで買ったのに、
作品のクオリティまで上がった。
道具を買う順番と音問題への対策は、こちらの記事に書いている。
道具の収納は「取り出しやすさ」で決まる
最初は道具箱を使っていた
作業スペースを作る前、
道具の収納には
市販の道具箱を使っていた。
持ち運びがしやすくて、
最初はちょうどよかった。
でも道具が増えると、
箱を開けて探して、また閉める、
という手間が気になりだした。
何より、道具が重なってしまって、
下にあるものが取り出しにくい。
机周りに「見える収納」を作った
今は、よく使う道具はペン立てに立てて
机の上に置いている。
引き出しには材料・糸・針などの
小物を入れている。
すべてが「見える」か
「すぐ開けられる」場所にある。
そうしたことで、
作業の出だしが変わった。
何がどこにあるかを
考えなくていいだけで、
始めるまでの時間が短くなる。
環境にお金をかけることも「豊かな浪費」だと思う
作業机もハンドプレス機も、
安い買い物ではなかった。
お金を使ったから「続けなあかん」
とは思わない。
でも、結果として続けやすくなったのは確か。
楽しいのに、道具や環境を整える
お金を惜しんで、
ストレスを感じながら趣味をするのは
もったいない。
好きなことを気持ちよくやれる
環境づくりへの投資は、
私にとっての豊かな浪費やと思っている。
まとめ|作業場所が整うと、趣味の続き方が変わる
レザークラフトを始めてから、
作業場所はこう変わってきた。
最初はダイニングテーブル。
道具が増えて準備と片付けが面倒になり、
音で家族から苦情が来た。
自分の部屋に専用机を置いて、
引き出しとペン立てで
「出しっぱなし収納」にした。
ハンドプレス機で
音と力の問題を解決した。
机を用意したことで、
急にレザークラフトが
上手くなったわけやない。
でも、少しの時間でも
自然と手が動くようになった。
続けようと意識するより、
始められる場所がある方が強い。
これから始める人は、
最初はダイニングテーブルで十分。
でも道具が増えてきたら、
作業場所の見直しを考えてみてほしい。
それだけで、趣味の続き方が
ずいぶん変わると思う。
レザークラフトの話は、こちらの記事も参考になります。
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