夜、することがない。
子どもが独立してから、
そう感じるようになった。
悲しいわけでも、
寂しいわけでもない。
ただ、気づいたら夜の時間が余っていて、
どう使えばいいか
よくわからなかった。
この記事では、その夜の時間を
レザークラフトで変えた話を書く。
YouTubeや検索で時間が溶けていた夜から、
充実感のある夜に変わるまでの話。
子どもが独立してから、夜が変わった
若い頃の夜は、自然と埋まっていた
子どもがいた頃の夜は、
意識しなくても時間が埋まっていた。
学校の話を聞いたり、
一緒にテレビを見たり。
妻との会話もあった。
晩ごはんが終わっても
何かと慌ただしくて、
「夜の時間をどう使おうか」なんて
考えたことがなかった。
子どもがいなくなって気づいたこと
子どもが独立してから、
夜の景色が変わった。
妻との会話も少なくなった。
テレビも以前ほど
面白いと感じるものがない。
仕事の疲れはあるのに、やることがない。
時間はあるのに、
何をしていいかわからない。
そういう夜が続くようになった。
テレビも検索も、何も残らなかった
YouTubeで時間が溶けていく
最初はYouTubeを見ていた。
気になった動画を一本見ると、
関連動画が出てくる。
それを見るとまた次が出てくる。
気づいたら2時間、3時間が経っていた。
でも、朝になって
「昨夜は何をしていたか」を思い出すと、
何も残っていない。
ただ時間が溶けただけやった。
「大人の趣味」で検索してもたどり着けなかった
何か趣味を見つけようと、
「大人の趣味」で検索してみた。
でも検索しているうちに
関係ない話題に脱線して、
また別のページを見て、
またYouTubeに戻って。
気づいたら深夜で、
結局何の結論も出ていなかった。
やりたいことを探すために始めた夜が、
何もしないまま終わっていた。
夜にレザークラフトを始めることにした
「数時間しかないのに」という迷い
レザークラフトをやってみようと
思ったとき、一つ迷いがあった。
夜に使える時間は数時間しかない。
こんな中途半端な時間から始めて
意味があるのか。
途中でやめることになるんやないか。
そう思った。
途中でやめていい趣味だと気づいた
実際に始めてみると、
その迷いはすぐ消えた。
レザークラフトは、途中でやめて
翌日続けられる趣味やった。
縫いかけの革をそのままにしておいて、
次の夜に続きをやればいい。
完成しなくても、
今日やった分だけ前に進んでいる。
「今夜中に終わらせなあかん」
という縛りがなかった。
それだけで、始めるハードルが
ぐっと下がった。
費用の面でも、
ハードルは低かった。
最初は端切れセット
(500〜1,000円程度)と
100均の道具だけで始められる。
続けると判断してから、
少しずつ道具を買い足せばいい。
夜のレザークラフトで感じたこと
好きな音楽を流しながら、没頭できる
作業しながら好きな音楽をかける。
それだけで雰囲気が変わった。
革を切って、穴を開けて、縫っていく。
手を動かしていると、
仕事のことも余計なことも
どこかに消えていく。
没頭しているうちに1時間、2時間が
あっという間に過ぎていた。
時間が溶けるのは同じでも、形が残る
YouTubeを見ているときも、
時間が溶けるような感覚はある。
でも朝に残るものが全然違う。
レザークラフトは、
手を動かした分だけ形になって残る。
完成していなくても、
昨夜縫った部分が革の上に残っている。
「昨夜はこれをやった」という痕跡がある。
その違いが、充実感の差やと思う。
音の問題は、道具で解決できた
夜の作業で一つ気になったのが、音。
最初はトンカチを使っていたので、
家の中に響くのが気になっていた。
菱錐(ひしぎり)という道具に
変えてから、音がほぼゼロになった。
夜でも気にせず作業できるようになって、
使える時間が一気に広がった。
同じ悩みがある人には、
菱錐への切り替えをすすめたい。
「夜の充実感」が一番の理由
レザークラフトを夜の習慣にして
一番よかったのは、充実感。
ストレス発散にもなるし、楽しさもある。
できた作品を誰かに渡すと
喜ばれることもある。
でもそういったことより先に、
「今夜もいい時間だったな」
という感覚がある。
別に上手くなくていい。
完成しなくてもいい。
手を動かして、
何かが残る夜を過ごせた。
それだけで十分やった。
続けられるかどうかも、
心配しなくていい。
私は平日の夜1〜2時間だけ
作業することが多い。
それでも週に数回続けていくうちに、
少しずつ作品が仕上がっていく。
「毎回完成させる」という発想をやめると、
気が楽になる。
するべきことは何もなかった夜が、
する理由のある夜に変わった。
それがいちばん大きな変化やと思っている。
まとめ|夜の時間の使い方は、ちょっとしたことで変わる
子どもが独立してから、
夜の時間が余るようになった。
テレビもYouTubeも検索も、
時間は溶けるのに何も残らなかった。
レザークラフトを始めてからは違う。
途中でやめても次の夜に続けられる。
好きな音楽をかけながら没頭できる。
朝になると、昨夜手を動かした
痕跡が残っている。
具体的に変わったことも、いくつかある。
「今日は何もしなかった」という
感覚がなくなったこと。
頭を使った疲れと違って、
手を動かした疲れは
リセットされていく感覚があること。
そして、続きがあるから、
次の夜が楽しみになったこと。
「夜にすることがない」と感じている
50代に、一度試してみてほしい趣味。
大げさな準備も覚悟もいらへん。
夜の数時間、
手を動かしてみるだけでいい。
検索もYouTubeも、
時間は同じように溶けていく。
でも朝になって残るものが違う。
充実感というのは、たぶん
そういうことなんやと思う。
レザークラフトの話は、こちらの記事も参考になります。
レザークラフトは50代の趣味に向いてる?実際にやって分かったこと
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