【運営者:にしにし】
50代会社員としての経験、親の介護、自身の老後資金の試行錯誤をもとに
「50代の時間・お金・体力の使い方」を発信しています。
同世代の方が安心して前向きに暮らせる情報を届けるためにこのブログを運営しています。
50代になると、「老後資金」「健康の不安」「親の介護」「子どもの自立」など、人生のテーマが一気に押し寄せてきます。
貯金は大切、無駄遣いは避けたい。
頭ではわかっているのに、心のどこかでこう感じていないでしょうか。
「このままお金を貯めるだけの人生で、本当にいいのだろうか」
「老後の備えは必要だけど、今の自分はいつ幸せになるのか」
私も同じように悩み続けてきました。
「経験」にお金を使う生き方
私は裕福な家庭で育ったわけではありません。
物を買うお金はほとんどなく、我慢することが当たり前でした。
それでも私は、なぜか「経験」にだけは惜しまずお金を使ってきました。
大人になった単身赴任の時期も、週末を一人で過ごすと、ついギャンブルなどに無駄なお金を使ってしまう。どうせ使うのなら、少々お金がかかっても夜行バスに乗り、毎週子どものもとへ帰ろうと決めました。
それは贅沢ではなく、「同じお金を、消える浪費ではなく思い出に変える」という、私なりの選択でした。
物は手元に残りませんが、経験は人生に残ります。
財布の中身は減っても、心は豊かになります。
私はその積み重ねによって、「お金はなくなっても、人生は豊かにできる」と実感するようになりました。
母の介護で気づいた「人生には猶予がない」という現実
母が認知症と診断され、施設で暮らすようになったとき、私は痛烈に理解しました。
人はある日突然、「当たり前の時間」を失うことがあります。
いつかやろうと思っていたことは、その「いつか」が来ないまま終わってしまうことがあるのです。
未来のために貯めることも大切です。
しかし、「今日という一日をどう生きるか」は、未来よりも価値がある。
この気づきが、私の人生観を大きく変えました。
50代は「人生を豊かに使う」ための最後のゴールデンタイム
20代は時間と体力はあるが、お金がない。
40代はお金と体力はあるが、子育てや仕事で時間がない。
60代になると、お金と時間はあっても、体力が落ちてくる。
この三つがそろうのは50代だけです。
だからこそ私は、「貯めるだけの人生」ではなく、「使って人生を味わう生き方」へと舵を切るべきだと考えています。

お金がたくさんある人だけの話ではありません
「お金があるから言えるんだろう」
そう思われるかもしれません。
でも私は、若い頃からお金に余裕があったわけではありません。
だからこそ、強く伝えたいのです。
豊かさとは、使った金額の大きさではなく、「何に使ったか」で決まる。
高級な旅行でなくても、家族と過ごす時間は豊かです。
ブランド物でなくても、自分の心を整える道具には価値があります。
大きなお金を使うのではなく、「人生を豊かにする選択にお金を使う」ことこそが、豊かな浪費です。
このブログで伝えていること
このブログでは、私自身の実体験や気づきを通して、
- 家族との時間を“人生の資産”に変える方法
- 健康・趣味・AI活用などの自己投資によって心を整える生き方
- 老後の不安を可視化し、「今を生きる勇気」に変える視点
など、「お金を経験に変える生き方」をお伝えしています。
最後に
人生には終わりがあります。
だからこそ、元気なうちに、心が動くことにお金と時間を使う。
残された人生を「何もせずに過ごす」のか、「豊かな経験で満たす」のかは、自分で選ぶことができます。
このブログが、みなさんが「お金を人生の喜びに変えていく」ための、ほんの少しのきっかけになれば幸いです。
