1. 欲しいサイズのケースが、そのまま手に入る快適さ
市販のケースは、惜しいポイントが多い。「あと5ミリ薄ければ…」「幅がちょっと違う…」「角が固い…」。買い物で“最適解”を探すほどストレスが増えていく。
レザークラフトを始めてからは「いいのがなければ作ったらええやん」という選択肢が自然に生まれた。イヤホン、メガネ、カード、鍵、小銭。持ち物に合わせてジャストサイズで作ると、“スッと入る・スッと出せる” の心地よさが桁違いだ。
一度作れば型紙が残り、複製や微調整も簡単。「探すより作るほうが早い」と思えるようになったのは、50代の今だからこそかもしれない。
2. ちょっとしたプレゼントに困らなくなる
50代になると、職場の「ありがとう」、家族のお礼、友人への気持ちなど、小さな贈り物の機会が増える。
レザークラフトをしていると、「この人にはこれが合いそうだな」が自然に浮かぶ。名刺入れ、キーケース、ペンケース。高価すぎず、安っぽくもない。“その人のために手を動かした”という事実が、何よりの価値になる。
社交辞令の「すごい!」ではなく、「次これ作って」と頼まれる瞬間が、続ける理由を増やしてくれる。
3. “無心になれる時間”が自然と手に入る
仕事、人間関係、家の用事。50代の脳は常にフル回転している。
テレビを見ながら作業していても、気づけば内容を覚えていない日がある。それほど集中している証拠だ。
糸を通す。
菱目を合わせる。
革のコシを確かめる。
ただ手元に没頭する“無心の時間”が、思っていた以上にストレスを吸い取ってくれる。運動でも瞑想でもない、頭が静かになる貴重な時間だ。
4. 革が“育つ過程”が生活の楽しみになる
新品より、使い込んだ革のほうが好きだ。色が深まり、形が馴染み、“その人らしさ”が出てくる。
自作のトレーの角が丸くなっていると、「ここにいつも鍵置いてたな」と生活の軌跡が刻まれているように感じる。
50代になると、“使えば使うほど味が出るもの”に惹かれる。レザークラフトはその楽しみを増やしてくれる。
5. 不便やストレスを“自分で直せる”という安心感
買い物でのストレスは「正解が買うまでわからない」ことにある。少し不便でも妥協してしまう。
レザークラフトでは、
・気に入らなければ作り直せる
・形を変えて再利用できる
・革を足して補強できる
つまり、“使いながら改善できるモノ”になる。50代の暮らしで大切なのは、完璧ではなく「不便を放置しないこと」。その選択肢がひとつ増える。
おわりに:派手ではないけれど、暮らしが確実に軽くなる
自分の生活に“ちょうどいい物”が増えるだけで、ストレスはひとつずつ消えていく。探す時間が減り、迷いが減り、妥協も減る。
派手な変化より、こうした“小さな快適”の積み重ねこそが、50代にとっての豊かな浪費なのだと思う。
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