50代になって、
「何か始めたい」と思っても、
結局動けへんまま週末が終わる──。
「また今度」と先送りしている人も
多いんやないやろうか。
私も、ずっとそんな状態やった。
でも、あれこれ考えるよりも
「とりあえず試す」。
これが正解やと気づいたのは、
最近のこと。
50代でふと考えた。「自分って趣味あるんやろか?」
50代になって、
ふと気づいたことがある。
「あれ、私って趣味あるんやろか?」
若いころは、そんなことを
考えたことはなかった。
結婚して、子どもができて、仕事も忙しい。
共働きの時期も長かったし、
単身赴任の期間もあった。
週末は子どもと出かけたり、
家族で近場に遊びに行ったり。
忙しかったけれど、
それなりに楽しく過ごしていたので、
「趣味がない」ということを、
特に気にしたことはなかった。
でも、50代に入る少し前、
生活が少し落ち着いたときに思った。
そういえば、
「趣味って言えるものがないな」
別に困っているわけやない。
でも、老後を考えたときに、
少しだけ引っかかった。
仕事が一段落したあと、
自分は何をして過ごすんやろう。
やることがなくて時間を持て余すようになったら、
ちょっと寂しい気がした。
とはいえ、「よし、趣味を見つけるぞ」と
気合いを入れるほどのものでもない。
そこで私は、
「少し気になったことを、とりあえずやってみる」
くらいの感覚で始めてみることにした。
最初はライブやフェス

最初に行ったのは、音楽ライブやった。
そのうち、フェスにも行くようになった。
正直、最初は少し恥ずかしかった。
「この歳でフェスってどうなんやろ」
そんな気持ちはあった。
でも、行ってみると、
意外と一人でも楽しめる。
音楽を聴いて、会場の雰囲気を感じて、
同じ音楽が好きな人たちと盛り上がる。
それだけで、十分楽しかった。
思っていた以上に楽しくて、
最初のころは年に10回くらい
ライブやフェスに行っていた。
当時20歳前後やった娘も一緒に行ってくれて、
それもまた、いい思い出になっている。
次にハマったのは街歩き謎解き

そのあとハマったのが、謎解きやった。
ちょうど世の中でも
謎解きブームが来ていた頃で、
頭を使うことは嫌いやないので、
自然と興味を持った。
特に好きやったのは、街歩きの謎解き。
街を散策しながらヒントを探して、
少し立ち止まって考える。
観光ほど気合いはいらへんし、
家にこもるわけでもない。
ちょうどいい外出で、
ちょうどいい頭の運動になる。
それほど高くない。一日楽しめる。
歩くので運動になる。頭の体操にもなる。
意外と、バランスのいい遊びやった。
家でもできる趣味を始めた
外に出る趣味も楽しい。
でも、あるとき、ふと思った。
「家でできる趣味もあったらいいな」
そんなとき、YouTubeで見つけたのが
レザークラフトやった。
革を切って、穴をあけて、手で縫う。
その工程を見ていて、
「これ、老後の趣味にいいかも」と思った。
レザークラフトは思っていたより気軽やった
ただ、始める前は少し不安もあった。
続かへんかったらどうしよう。
道具が無駄になったら、もったいない。
新しいことを始めるときは、
やっぱり気になる。
でも実際にやってみると、
思っていたよりずっと気軽やった。
素人でも、ちゃんと
作品っぽいものができる。
それが、思っていた以上に面白かった。
そしてもう一つ意外やったのが、
家族の反応。
「いいやんこれ」「普通に使えるやん」
そんなことを言われると、やっぱり嬉しい。
その嬉しさがあるから、
また少しやってみようかなと思える。
「探す」をやめて「試す」に変えた
途中から、「趣味を見つける」という
発想をやめて、
「とりあえず試す」に変えた。
気になったものを、
コストを最小限にして1回だけ試してみる。
合わへんかったらやめる。
それだけのルールを作った。
レザークラフトも、
端切れセット500円と100均の道具で、
まずパスケースを1つ作ってみた。
完成したとき「また作りたい」と思えたので、
続けた。
その感覚だけを、判断基準にした。
「向いているかどうか」は、
始めてみんと分からへん。
考えて分かることを時間をかけて調べるより、
少額で試すほうが答えが早く出る。
趣味は、探すより試すほうが
見つかりやすいと実感している。
続かへんこと自体は、問題やない。
続かへんかった趣味が教えてくれた
「自分に合わないこと」も、情報の一つ。
「これは違った」と分かれば、次を試せばいい。
いくつか試した先に、
自然と続く趣味が見つかることが多い。
まとめ:50代の趣味は、気軽なくらいでちょうどいい
振り返ってみると、若いころの私は、
「趣味」というものに少し構えすぎていた。
人に自慢できるもの。人より詳しいもの。
胸を張って言えるもの。
そんなイメージを持っていた気がする。
でも50代になって思うのは、
趣味なんて、人に言うために
やるものやない、ということ。
ニッチでもいい。下手でもいい。
お金にならへんくてもいい。
自分が楽しかったら、それで十分。
50代になると、新しいことに対して
守りに入る瞬間が増える。
「失敗したくない」「もう歳やから」と
理由をつけて始めへん。
でも、いざ挑戦してみると、
案外あっさり越えられる壁が多い。
ちなみに私のレザークラフトも、
数か月くらい触ってへん時期もある。
でも「せっかく趣味にしたんやから、
やらないと」とは思わへん。
自分のペースで、やりたいときにやればいい。
それくらいの距離感が、
50代の趣味にはちょうどいい気がしている。
心が動く時間にお金と時間を使う──
これが私が考える豊かな浪費で、
趣味を始める時間こそ、その入口やと思う。
だからこそ、気になったことがあれば、
とりあえず、やってみる。
それくらいが、ちょうどいいのかもしれへん。
趣味と挑戦の話は、こちらの記事も参考になります。
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