ChatGPTで業務効率化|50代サラリーマンの実践例4選

時間術と効率化
記事内に広告が含まれています。

はじめに|AIは本当に仕事に使えるのか?

「ChatGPTは若い世代が使いこなすもの」「自分の仕事には関係ない」——そんなふうに思っていませんか?
特に50代の私たちは、長年PCやExcelを手作業で使いこなし、残業してでも仕事を片付けてきた経験があります。その分、AIに任せることへ不安や抵抗を感じやすい世代です。

しかし実際に使ってみると、ChatGPTは人を置き換えるのではなく、仕事を効率化し、安心感を与えてくれる相棒でした。
文章を整える、数字を整理する、調べものを助ける——これまで時間と労力をかけていた作業を一気に短縮してくれるのです。

この記事では、私が実際に 50代の仕事でChatGPTを活用している4つの方法 を紹介します。
同世代の方にとって「AIをどう使えば業務改善につながるのか」のヒントになれば幸いです。


活用①|社長向け報告書を短時間で作成|誤字脱字もゼロに

会社で最も緊張する仕事のひとつが「社長向け報告書」。
誤字脱字はもちろん、表現の失礼や曖昧さは許されません。
それでも限られた時間で作成するため、仕上がりに自信が持てず不安を抱えていました。

そこでChatGPTに原稿を見せ、

  • 誤字脱字をチェック
  • 表現を自然に修正
  • 文体を「丁寧・簡潔」に変換

を依頼しました。

すると数分で清書レベルの文章に整えてくれるのです。
例えば「○○を実施しました」というシンプルすぎる表現が「○○を実施し、△△の効果が確認できました」と自然に補足される。
しかも「社長向けに失礼のないように」という条件をつければ、文体まで調整してくれます。

以前は一晩かけて推敲していたものが、今は数十分で完成。
安心して提出できる」という心の余裕も大きなメリットでした。


活用②|アンケート結果の集約|100件を一瞬で要約

業務で社内研修の講師をすることがあります。研修を終えると必ず受講者アンケートを実施します。
100件以上の回答を一つひとつ読み、似た内容をグルーピングし、一番多い意見は何か、その割合を出し、最後に考察を書く——これは本当に大変でした。

ChatGPTに回答をそのまま貼り付け、
「似た内容をまとめて」「多い順に」「割合も出して」「最後に考察を加えて」
と依頼すると、瞬時に整理された一覧が返ってきます。

さらに、

  • 具体的な意見を代表コメントとして抜粋
  • ネガティブ意見を改善提案につなげる文章に変換

といった工夫もしてくれるので、そのまま報告書に使えるレベル。

以前なら数日かかっていた作業が、今では1時間足らずで完了。
浮いた時間を次の研修企画に充てられるようになり、仕事の質も向上しました。


活用③|Excel VBAの自動化|コード生成で時短

製造業の現場では、データ処理や集計でExcelを使う機会が多いです。
私は、もともと仕事の効率化のために、独学でExcelのVBAを習得し、プログラムを自作していました。ところが、今は、ChatGPTに相談すると意外なほど簡単に動くプログラムを作ってくれます。

例えば、

  • 複数のCSVファイルをまとめて1つのシートに集約
  • 月ごとの生産データを自動でグラフ化
  • 不要な空白行を一括削除

といった作業を数行のコードで実現。
自分は「こんな処理をしたい」と日本語で伝えるだけ。

もちろん動かないこともありますが、そのときは「エラーが出た」と伝えると修正版を提案してくれるし、「このコードはどういう動作をさせてるの」と聞けば優しく教えてくれる。
VBAのわからない人でも「頼れる相棒」で仕事の効率化を実現してくれます。


活用④|法令調査の効率化|専門用語もかみ砕いて整理

安全や環境に関わる仕事では、法令の確認が必須です。
しかし法令原文は専門用語が多く、読んでも意味がとりにくい。
条文をいくつも横断しながら調べるのは、本当に時間がかかります。

ここでもAIの出番。

法令の条文を貼り付けて「要約してください」「事業所に必要な対応を抽出してください」と依頼すると、シンプルな日本語で整理してくれます。
もちろん最終判断は自分でしますが、調査の入り口を大幅に短縮できるのは大きなメリットです。

「この条文が当社に当てはまるのか?」といった判断も、参考意見として整理してくれるので、法務部や行政に確認する前段階の効率化になります。


まとめ|AIは50代の仕事を支える相棒

以上、私が仕事で活用しているのは、

  1. 社長向け報告書の作成
  2. アンケート結果の集約
  3. Excel VBAによる自動化
  4. 難しい法令の原文調査

の4つです。

共通して言えるのは、AIは人の判断を奪うのではなく、時間を生み出す存在だということ。
私たち50代にとっては、残りのキャリアを「効率化」と「安心感」で支えてくれる相棒になります。

関連記事はこちら
50代のAI活用|ChatGPTを相棒に
50代の沖縄一人旅|阪神キャンプ観戦とAI相棒で広がる浪費術