「レザークラフトって、
50代からでも、できるんやろうか」
「趣味を見つけたいけど、
今さら始めても続かない気がする」
私は、そんな不安を抱えたまま、
50代でレザークラフトを始めた。
結論から言うと、
始めてよかったと感じている。
利益が出なくても、
「時間の使い方」そのものが変わった。
それが一番の収穫やった。
ちなみに、レザークラフトは、
私がたまたま選んだ「トライ事例」のひとつ。
別の記事では、50代でのトライ全般の話や、
50代で初めて音楽フェスに行った話も書いている。
この記事では、実体験をもとに、
「50代にレザークラフトが向いている理由」を書く。
向いていない人についても、正直に書く。
体と頭に、心地よく使える趣味
手を動かすと、頭の雑音が消える
革を切る。穴を開ける。
糸を通して、ひと針ずつ縫っていく。
レザークラフトは、
指先を細かく使う作業の連続。
自然と目の前の作業に集中するから、
頭の中の雑音が消えていく感覚がある。
私が特に好きなのは、「手縫い」の時間。
単調な作業の繰り返しやけど、
不思議と飽きへん。
終わったあと、頭がスッと
軽くなっていることに気づく。
50代になると、
「何もしていないのに疲れる」
そんな日も増えてくる。
レザークラフトは、体を酷使せず、
脳だけを心地よく使える趣味やと感じている。
自宅で、天候に左右されず、老後も続けられる
レザークラフトは、
自宅の机ひとつあれば始められる。
暑い日も、寒い日も、雨の日も関係ない。
体力に自信がなくなってきても、
無理なく続けられる。
老後の趣味として考えたとき、
「外に出なくても楽しめる」は、
想像以上に大きなメリットになる。
70代でもバリバリ現役の
革職人がいるくらい。
長く付き合える趣味やと思う。
毎日の生活に、自然と溶け込んでいく
自分で作ったものを、毎日使う
レザークラフトで作れるのは、
財布・キーケース・カードケース・小銭入れ。
どれも、普段の生活で使えるものばかり。
「せっかく作っても、
飾るだけになるのでは?」
そう思う必要はない。
私は、自分で作った革小物を
毎日使っている。
使うたびに「これ、自分で作ったんよな」と、
少しだけ気持ちが豊かになる。
趣味が、生活の中に溶け込む。
これが、長く続けられる理由のひとつ。
家族から「注文」が来るようになった
既製品にはない、手作りの温かさ。
縫い目が少し曲がっていても、
それが味になる。
試しに、家族にカードケースを
作って渡したことがある。
「え、これ作ったの?」
その一言で、会話が生まれた。
でも、それだけやなかった。
その後、家族から「注文」が
来るようになった。
「この色の革で作ってほしい」
「形はこんな感じで」
「蓋付きにしてほしい」
と、だんだん注文が細かくなってきた。
さらに後日、義理の妹から
「眼鏡ケースを作ってほしい」という
依頼まで届いた。
頼まれるのは、正直、少し大変。
でも、嬉しい。
「また作ってほしい」と言ってもらえることが、
続けるモチベーションになっている。
50代以降は、
人との新しいつながりが減りがち。
でも、「ちょっと作ってみたから」と渡せる趣味は、
人間関係を緩やかにつないでくれる。
始めやすく、続けやすい
初期費用は1万円前後から
趣味にはお金がかかるイメージがあるけど、
レザークラフトは意外と始めやすい。
初心者向けのスターターセットなら、
1万円前後で一通りそろう。
もちろん、こだわり始めると道具は増える。
私も、少しずつ買い足してきた。
でもそれは「浪費」やなくて、
趣味を育てるための投資やと感じている。
スキマ時間でコツコツ進められる
仕事が終わって、夜ご飯も済ませて、
あとは寝るだけ。
そんな時間、以前はスマホをなんとなく眺めて、
だらだら過ごすことが多かった。
でも今は、その時間が
レザークラフトに変わっている。
自分の部屋で、今日の続きを
ひと針ずつ進める。
たった30分でも、
「今日も少し進んだ」という満足感がある。
作業を細かく区切れるのも助かる。
今日は革を切るだけ。
別の日に穴を開ける。
余裕のある日に縫う。
「時間を持て余すのが不安」
そんな50代・60代にとって、
少しずつ進められる趣味は、
心の支えになると思う。
これは「豊かな浪費」になる
初期費用1万円、
道具代もそれなりにかかる。
でも私は、レザークラフトへの支出を
「無駄遣い」やとは思っていない。
理由は3つある。
体験や時間に残るもの(作品+作業時間)。
自分の人生が少し前に進んだ感覚がある。
後悔やなくて、満足で終わる。
この3つの条件を満たす出費を、
私は「豊かな浪費」と呼んでいる。
節約やFIREとは違う、
第3の道の話になる。
向いていない人も、正直に言うと
良いことばかり書いたけど、
正直に言うと、向いていない人もいる。
すぐに結果・成果が出ないと続かない人。
細かい手作業が苦手で、
最初からストレスになる人。
作ったものを使う習慣がない人。
レザークラフトは、
「じっくり時間をかけて、
少しずつ上手くなる」趣味。
すぐには上手く作れへんし、
最初の作品は、たいていガタガタになる。
それでも「まあいっか」と笑えるなら、
きっと向いていると思う。
よくある疑問
Q. 手先が不器用でも、できますか?
できると思う。
私も、特別に器用なほうやない。
最初のパスケースは、
縫い目がガタガタで、
革の切り口も斜めやった。
でも、5作品目くらいから、
見違えるほど上達する。
道具の使い方に慣れるのと、
「丁寧に作る」感覚が身につくから。
手先の器用さよりも、
「作業を楽しめるか」のほうが大事。
Q. 続かなくて道具が無駄になりませんか?
それが不安で始めない、
という人は多い。私もそうやった。
でも、1万円のスターターセットなら、
仮に3ヶ月でやめても、
1日あたり110円の投資。
映画1本より安いし、
ジム会費より安い。
「やってみて合わへんかった」が分かるだけでも、
価値のある体験やと思う。
Q. 50代から始めて、上達する時間はありますか?
十分にある。
60代・70代でも、
バリバリ作っている人は多い。
私の感覚やと、
1年で「人に渡せるレベル」。
5年続ければ「注文をもらえるレベル」。
10年あれば「師と呼ばれるかもしれない」レベル。
50代から始めれば、
70代で15年のキャリアになる。
十分すぎる時間やと思う。
まとめ|50代からの趣味に、レザークラフトという選択
レザークラフトは、
手と脳を心地よく使えて、日常で役立ち、
人とのつながりを生み、
費用もコントロールしやすい趣味。
利益が出なくても、
「時間が豊かになる」という価値は十分にある。
50代は、お金・時間・体力がそろう
最後の年代とも言われる。
その時間を、
スマホをぼんやり眺めて終わらせるか、
革をひと針縫って終わらせるか。
どちらが「豊かな浪費」かは、
始めてみてから分かると思う。
今日できる一歩|まずは検索してみる
もし、少しでも「やってみようかな」と感じたなら、
スマホで「レザークラフト 初心者セット」と
検索してみてほしい。
道具を買わなくてもいい。
まずは、見るだけでいい。
最初の一歩は、
「調べる」「触れる」「想像する」こと。
それだけで、これからの時間の使い方が、
少しだけ動き始める。
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50代 お金と時間の使い方|老後不安を減らす考え方
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