人間関係に疲れるのは、「気を使いすぎ」だからじゃない
誰かとのやり取りのあと、一人になった瞬間にどっと疲れが出る。
言い争ったわけでもない。嫌なことを言われたわけでもない。
それでも、気力だけが削られている感覚が残る。
「なんで自分ばっかり、こんなに気を使ってるんだろう」
そう思って検索窓に入れる言葉が、たぶんこれ。
人間関係 疲れる
この記事は、その言葉に引っかかった人に向けて書いている。
「気を使わない」で解決しないのが、いちばんしんどい
「気を使いすぎじゃない?」
「もう少し適当でいいよ」
言われる側も、頭では分かっている。
できたら楽だ、ということも分かっている。
でも実際は、気を使うのをやめると別の疲れが出る。
- 何もしなかった自分が気になる
- 嫌いだから距離を取ったと思われそうで落ち着かない
- あとから揉めたら、それはそれで嫌だ
つまり、こうなる。
気を使っても疲れる。使わなくても疲れる。
ここで大事なのは、「性格を直す」方向に行かないことだ。
問題は性格じゃなくて、「使う場所」が合っていない
人間関係で疲れやすい人は、だいたい共通している。
相手のために、場のために、先回りして考える。
気を使える人がやっていること
- 空気が荒れないように調整する
- トラブルになりそうな点を先に潰す
- 相手が困らないように説明や段取りを整える
そして、何も起きなかった日は「普通の日」で終わる。
誰にも気づかれないし、評価もされない。
それどころか、相手によってはこうなる。
- アドバイスしたのに全部否定される
- 相談してきたのに、結局なかったことにされる
- 時間だけ使って、何も残らない
ここで消耗する。
あなたが弱いからじゃない。使った分が返ってこない場所に、同じ熱量を使っているからだ。
じゃあ、どうしたらいいか:やることは一つだけ
気を使うのをやめる必要はない。
気の使い道を変えればいい。
これだけ。
具体的には「温度差」をつける
- 消耗する相手には、そこそこ(深追いしない)
- 何も返ってこない場所には、踏み込まない
- 全員を同じ温度で扱わない
「冷たくなる」ではなく、配分を変える。
残った気持ちは、味方に使っていい
ここが一番言いたいところ。
あなたの周りには、同じように気を使ってきた人が必ずいる。
目立たないけれど、場を整えたり、揉め事を減らしたり、誰かが困らないように動いてきた人。
そういう人は、あなたのことを見ている。
「分かる人には分かる」
気を使える人は、気を使える人のしんどさが分かる。
だから、消耗する相手に使わなかった分の気持ちは、味方に回していい。
- 「ありがとう」を言う
- 小さく声をかける
- 助けてもらったら、ちゃんと返す
- 自分も、相手も、楽になる距離感で付き合う
これだけで、人間関係の疲れ方が変わる。
気持ちを「形」にして終わらせると、心が整う
気を使える人ほど、「思ってるだけ」で終わらせがちだ。
でも、ときどきは形にした方が、自分の中で区切りがつく。
・言葉にする
・時間を使う
・ちょっとした贈り物にする
見返り目的じゃない。
自分の気持ちを、ちゃんと使い切るための区切り。
その「形にする」話は、別記事で具体例を書いた。
➡モノではなく“未来”を贈る|豊かな浪費としてのプレゼントの力
まとめ:気を使うのをやめなくていい。使う先を選べばいい
人間関係に疲れるのは、あなたが弱いからじゃない。
むしろ、ここまで気を使ってきた証拠だ。
全部を背負わなくていい。
全部を同じ相手に使わなくていい。
気を使う先を、選べばいい。
####関連記事
➡仲間は浪費から生まれる|50代が気づいた“人との時間”の価値
➡今しかない時間にお金を使う勇気|「未来の後悔」を減らす生き方

