毎朝、何気なく食べているトースト。
「まあ、焼ければ何でも」と思っている人、多いと思います。
私も、長年そう思っていました。
でも2年前、トースターを変えてから、朝が少し変わりました。
アラジンのグラファイトトースター。
2万円近くする、少し高い買い物でした。
買うときはずいぶん悩みましたが、結論から言うと——買ってよかったと思っています。
レンジが壊れて、店員のひと言で迷い始めた
きっかけは、それまで使っていたトースター付きのレンジが壊れたことでした。
新しいレンジを買いに電気屋へ行って、店員さんに相談しているうちに、こう言われました。
「レンジとトースターを分けた方が、パンは美味しく焼けますよ。値段は少し高くなりますが」
そこから、迷いが始まりました。
値段と頻度で悩んだ夜
一番ネックだったのは、値段です。
レンジだけ買うのに比べて、合計2万円近く上乗せになる。
もう一つは、使う頻度。
「専用トースターにして、本当に毎日使うのか?」
「値段分の元が取れるくらい、活躍するのか?」
置き場所はなんとかなる、と思っていました。
ただ、値段と頻度の2点で、1週間ほど悩みました。
テレビでアラジンのトースターが話題になっているのは知っていました。
「いい」という評判は耳にしていた。
気にはなっていた。
最終的に「気になるなら、一回使ってみないと永遠にわからない」と腹を決めて、買うことにしました。
最初の1枚で、もう決まった
家に届いて、最初に食パンを焼いた朝のこと。
「え、こんなに違うの?」
正直、そう思いました。
外はカリッと香ばしく、中はふわっともちっとしている。
同じ食パン、同じバターなのに、別物のように感じました。
「今日のトースト、美味いな」と、しみじみ思いました。
そして、焼き上がりの速さ。
約2分。
古いトースター付きレンジだと、5〜6分はかかっていた気がします。
朝のバタバタした時間に、このスピード感はリアルに助かります。
「もう焼けてるの?」と最初の1週間は毎朝思っていました。
2年で広がった、料理の幅
2年使ってみて、気づいたことがあります。
アラジンは、パンを焼くだけの道具じゃありませんでした。
お餅が、別物になった
お正月のお餅。
これまではフライパンで焼いていました。
でも、なかなかうまく焼けないし、目を離せない。正直、面倒でした。
アラジンで焼いてみたら、外がカリッと、中がトロッと。
びっくりするくらい美味しく焼けました。
タイマーをセットして、あとは待つだけ。
目を離せるのが、本当に楽でした。
それ以来、お餅はアラジン一択になっています。
とりたてのしいたけに、バター
忘れられないのが、知り合いからもらったとりたてのしいたけを焼いたときのこと。
アラジンに並べて、バターを一切れのせて、数分。
香りが立ちのぼって、じゅわっと染みる。
「あ、これや」と声が出ました。
これまでなら、フライパンを出して油ひいて、ひっくり返して、と手間をかけていた。
それが、トースターに入れて数分待つだけ。
それでいて、仕上がりは明らかに美味しい。
ピザもグラタンも、ちょっとしたひと手間
他にもいろいろ焼きました。
- 冷凍ピザ:底がカリッと仕上がる
- グラタン:焦げ目がきれいにつく
- クロワッサン温め直し:外はサクッと中はしっとり
気づいたのは、「やるか」のハードルが下がったこと。
古いトースター付きレンジだと、時間がかかるし、あまり美味しくもない。
だから「ちょっと焼こうか」という発想が、そもそも出てこなかった。
アラジンだと、サッと焼ける。美味しい。
それだけのことで、食卓に並ぶものが、少しずつ増えていきました。
娘が「うちにも欲しい」と言った
長女は、結婚して家を出ています。
たまに実家に帰ってきたとき、朝ごはんにアラジンでトーストを焼きました。
娘は1枚食べて、ぽつりと言いました。
「うちにも欲しい」
家電って、だいたいは親世代から子世代に勧めることはあっても、
子世代の方から「欲しい」と言うのは、なかなかない。
そのひと言が、地味に嬉しかったのを覚えています。
正直な失敗:焦がしたこと
満足しているけど、不満がゼロというわけではありません。
一番の弱点は、焦げやすいことです。
食パンは、慣れてくれば温度と時間の感覚がつかめます。
でも、バターロールやクロワッサンのような厚みのあるパンを温め直すとき、何度か焦がしました。
理由はシンプルで、厚みがあるパンはヒーターまでの距離が縮まるから。
食パンと同じ設定で焼くと、あっという間に黒くなります。
対策は「設定温度を少し下げる」か「時間を短めにして様子を見る」こと。
慣れれば問題ありませんが、最初は少し注意が必要です。
それ以外の不満は、2年使った今も、特にありません。
「毎日使う道具」にお金をかける、という選択
アラジンを買って以降、「毎日使う道具には、少しお金をかけてもいい」という感覚が、自分の中で少しずつ育っていきました。
同じような理由で、フライパンもティファールに変えました。
それまでは、それなりに値段のするフライパンを買っていました。
でも、しばらく使うと、どうしても焦げ付いてくる。
結局、2〜3年で買い替えていました。
ティファールにしてからは、長持ちしている。
取手が取れるので、収納もコンパクトにしまえる。
これは、買ってよかったと思っています。
毎日使う道具って、
値段の差が、そのまま生活の質の差になる気がしています。
食べれるときに、おいしく食べる
2万円近いトースターを買うとき、
「そこまでかけなくても、食パンは焼けるよ」という声も、頭の中にありました。
確かに、そうです。
安いトースターでも、パンは焼けます。
でも、50代になって、少しずつ変わってきたことがあります。
これからの人生、だんだん食が細くなる。
おいしいものを、たくさん食べられる機会も、減っていく。
そう考えるようになりました。
だったら、食べられるときに、おいしく食べる。
1回の食事にお金をかけることは、無駄じゃない。
これが、私にとっての豊かな浪費です。
節約するところは節約する。
でも、毎日の食卓を少し美味しくする道具には、お金をかける。
そのメリハリが、50代の今、しっくり来ています。
まとめ
アラジントースターを買って2年。
子どもたちも家を出て、毎朝トーストを焼くわけじゃなくなりました。
それでも、アラジンは今も手元にあります。
週末のパン。お正月のお餅。もらいもののしいたけ。
使う頻度は変わっても、「使えてよかった」と思える場面は、ちゃんとある。
少々高い買い物でしたが、買う価値はありました。
「ちょっと高いかも」と迷っている方には、
「また今度」と先送りせず、今のうちに動いてみてもいいんじゃないかと思います。
毎日使う道具は、早く変えた方が、幸せな朝の数が増えます。
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