親の消し忘れに、毎晩モヤモヤしてへんやろうか
「ちゃんと消してる?」
その一言を、ほぼ毎晩のように
言ってへんやろうか。
照明。テレビ。
ベッドに入る前につけたまま、
そのまま寝てしまう。
電話で確認しても、
「消したよ」と言う日もあれば、
次の日行ってみると、
部屋が明るいままのこともある。
最初は、こう思っていた。
電気代なんて大したことない。
火を使っているわけでもない。
でも、消し忘れは
「電気代の問題」だけやなかった。
最初は「大したことない」と思っていた
夜、部屋が少し明るいまま寝る。
テレビの音が小さく流れている。
それくらい、年を取れば
あることやと思っていた。
ところが、ある頃から変化が出てきた。
昼間、やたら眠そうにしている。
電話すると、声がぼんやりしている。
「昨日あんまり寝られへんかったわ」
そう言う日が、増えていった。
それでもまだ、私は
深刻に考えてへんかった。
昼夜逆転が始まったサイン
決定的やったのは、昼寝。
昼寝の時間が、どんどん長くなった。
そしてある日、昼寝から起きた母が、
「朝ごはん作らなあかん」と
台所に立った。
まだ、夕方やった。
そこで初めて、線がつながった。
夜、熟睡できてへんのやないか。
照明がついたまま。
テレビの音が流れたまま。
浅い眠りのまま朝を迎え、
昼に眠くなり、
起きたときに時間の感覚がズレる。
「消し忘れ」は、生活リズムを崩す
入口やったのかもしれへん。
薬のタイミングがズレた日
いちばんヒヤッとしたのは、薬やった。
昼寝から起きた母が、
「朝やと思った」と言って、
翌朝に飲むはずの薬を
飲んでしまった。
幸い、大きな問題にはならへんかった。
でもそのとき、本気で思った。
これはあかん。
消し忘れは小さなことに見えて、
体内時計や服薬のリズムにまで影響する。
熟睡できる環境を整えることは、
ただの節電やなくて、
生活全体を守ることなんやと気づいた。
消し忘れを責めるより、消さなくていい方法へ
それまでは、何度も注意していた。
でも、言えば言うほど、
お互いに疲れるだけやった。
できへんことを責めるより、
できへんくても困らん仕組みにする。
そう考えを変えた。
消し忘れを「直させる」のやなくて、
消さへんくても安心できる環境をつくる。
スマートリモコンで「遠隔消灯」できるようにした
昼夜逆転が始まったと気づいてから、
環境を変えることにした。
まずやったのは、
スマートリモコンの導入。
スマートフォンから、照明とテレビを
オフにできるようにした。
「消した?」と電話する必要がなくなった。
夜10時を過ぎても照明がついていたら、
スマホからオフにする。それだけ。
母に怒ったり、同じことを
何度も言ったりすることがなくなった。
親子の関係も、少し楽になった。
親は、何も操作せえへんでいい。
スマホを持っている子ども側が
操作するものやから、
親はいつも通りリモコンを使えばOK。
照明以外にも、エアコンや扇風機など、
赤外線リモコンの家電なら対応できる。
夏の熱中症対策として、
遠隔でエアコンをオンにしておくのは、
実際に役立った。
詳しくはスマートリモコンの記事に
まとめている。
まとめ
親の消し忘れは、
叱っても怒っても解決せえへん。
それは「気をつけていない」のやなくて、
「気づけなくなっている」から。
問題を「人の意識の問題」として
解決しようとするのやなくて、
「仕組みで解決する」という発想が、
介護では特に大切やと感じている。
消し忘れは、小さな出来事に見えて、
じわじわと生活全体に影響する。
同じモヤモヤを感じているなら、
責める前に、仕組みを考えてみる。
それが、いちばん穏やかな対策やと思う。
スマートリモコン一つで、
毎晩のモヤモヤがなくなった。
同じような状況の人に、
届けばいいと思って書いた。
見守りの工夫は、こちらの記事も参考になります。
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